家づくりコラム

30坪、35坪の土地に家を建てる間取りのアイディア

2021年02月17日

30坪~35坪の土地に建てられる家の広さや最適な間取りについて解説しました30坪、35坪の土地にどれらくらいの広さで、どんな間取りの家が建てられるのか?土地が見つかったとき、坪数に応じて、家のイメージがついていると、土地の購入の決定もスムーズになります。そこで今回は、30坪、35坪の土地の家の間取りについて考えてみたいと思います。

30坪の土地の広さはどれくらい?

1坪は約33.1㎡。30坪は約100㎡(99.17㎡)です。柔道場の赤枠の中のサイズが30坪です。1坪は畳2畳ほどですので、30坪は畳60畳分、35坪だと70畳分という広さです。30坪は、幅10m×10mの広さといったほうがわかりやすいかもしれません。

30坪の土地に家を建てる場合、建ぺい率などの関係で、土地の広さに対して、建物が建てられる上限が60%、70%、80%といった制約があります。つまり、30坪の土地で建ぺい率60%の場合、建築面積18坪の広さが上限となります。

建築面積とは、延べ床面積とは異なります。建築面積は、建物を上から見たときの建物が建っている場所の面積のことです。たとえば、30坪の土地に箱型の2階建ての住宅(1階と2階の床面積が同じと仮定)が建っている場合、建ぺい率60%の場合に建築できるのは1階18坪+2階18坪=延べ床面積36坪の住宅です。

東京・墨田区の建ぺい率

東京都墨田区の場合、準工業地域(住宅や商業施設の混在するエリア)では、一般住宅の建ぺい率は60%となります。

ところが、防火地域に指定されているエリアに耐火建築物を建てる場合一定の条件に合う角地等の場合は70%(建築面積:建坪21坪、2階建ての場合、最大延べ床面積42坪)の家が建てられます。

さらに、これらの条件を同時に満たす場合(準工業地域に防火地域の角地に耐火建物を建てる場合)は、建ぺい率80%(建築面積:建坪24坪、2階建ての場合、最大延べ床面積48坪)の家が建てられます。(出典:墨田区の容積率・建ぺい率の制限)※隣接道路や立地条件により指定が異なりますので詳細はお問い合わせください。

上記と同様に計算すると、35坪の土地で建ぺい率60%の場合、2階建てなら最大21坪の建築面積ですので、単純計算で42坪の延べ床面積の家が建てられます。つまり、日本の一般的な広さの住宅が延床面積35~40坪程度ですので、建ぺい率60%の住宅街なら、30~35坪の土地があれば建てられるという計算になります。

 

30坪~35坪の土地に建てられる広さはどらくらい?

では、30~35坪の土地に家を建てるなら、どんな間取りの家が建てられるのでしょうか?

もっと広い敷地があれば、余裕を持った設計ができるわけですが、30坪~35坪の敷地の場合、ある程度、機能面を優先してコンパクトに設計する必要があります。

 

ある程度の制約がある中で設計を工夫するのは、日本人の得意なところでもあり、それが機能的でシンプルな家づくりにもつながります。何を実現したいのかにフォーカスして、何を残し、何を省くか。こだわりのポイントを明確にする必要があります。

吹き抜けのあるリビング

吹き抜けのある開放的なリビングの建築実例:リビング階段もおしゃれです

例えば、住宅密集地や、隣家の影響で採光が確保しにくい場合、吹き抜けリビングなどの間取りは有効です。スキップフロアなどを配置すれば、立体的な空間づくりができます。1階がリビング、中二階の下に書斎などをつくれば、プラス1部屋の感覚で空間が有効利用できます。断熱と換気に注意しながら実用性を優先すれば、機能的でデザイン性も高い家づくりをすることもでます。

 

3階建ての2階リビング

都心部で二世帯住宅を建てるなら3階建て住宅が実用的です。日当たりを確保するには1階より2階リビングのほうが有効です。

二世帯住宅にするなら、親世帯、子・孫世帯は、生活時間が異なりますので、できればキッチン、トイレ、浴室などの水回りは別々にわけたほうがよいですね。玄関ドアも分けておけば、将来的に賃貸にすることも可能です。

 

ビルトインガレージのある家

1階をビルトインガレージすれば車、自転車、アウトドア用品も機能的に収納でき、雨風にさられれず買い物の荷物も搬入できて奥様にも好評です

3階建てなら、1階ガレージ、2階リビング、3階寝室といった間取のビルトインガレージ(インナーガレージ)の間取りも人気です。開口部を広めに確保する必要があるため、耐震性能をしっかり確保する必要があります。車の乗り降りが雨風にさらされずにすみますし、買い物袋や箱買いの荷物を家に搬入する際も便利です。なお、ガレージ部分をピロティ―にして延べ床面積に不算入になれば固定資産税も有利になります。

 

天窓やロフトの活用

天窓、高窓を活用すると家全体が明るくなります

特に、都心部の密集地は、吹き抜けで高窓を設置したり、天窓を複数確保すると、太陽の位置が変わっても、光を取り入れやすくなります。屋根の勾配を活かしロフトにすれば、収納はもちろん、プラス1の空間にすることも可能です。

 

収納スペースの確保

ロフトや階段はデッドスペースになりがちなので、階段下を収納やトイレなどを配置すると便利です。例えば、掃除機などの収納にも有効です。

 

ファミリークローゼットも便利

  シューズクロークはコートや上着をかけられると便利です

収納をできるだけ1か所に集めることで、居室を広めに確保できます。例えば、玄関のシューズクロークにコート、帽子、マフラーなどの身の回り品を収納できるファミリークローゼットを併設。ベビーカー、車椅子、荷物を運ぶ手押しのキャリーバッグ、ゴルフバッグ、アウトドア用品、自転車などを収納できると、ライフスタイルの変化、新しい趣味ができたときでも間取りを変更することなく可変性の高い使い方ができます。

ランドリースペースにタオル、衣類などを収納できるようにすると、洗う→干す→たたむ→しまう、の洗濯動線がワンストップでスムーズになります。

寝室や子供部屋など居室につながる廊下にウォークインクローゼット(またはウォークスルークローゼット)にする方法もあります。

 

まとめ

30坪~35坪の土地に家を建てるなら、家族にとって必要な機能を優先させ、コンパクトな空間を有効活用する間取りがポイントです。

明るさ、開放感、おしゃれでありながら、機能的な間取りは、家事動線もコンパクトになり快適な暮らしがしやすい家づくりができるでしょう。

 

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著者情報

五十嵐 照勝

五十嵐 照勝代表取締役社長

昭和43年創業時から、アイホームズは『孫の代まで安心して暮らせる家づくり』を信念としています。
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