家づくりコラム

住宅ローンにおける「つなぎ融資」とは

2021年08月12日

マイホームの購入を検討しているとき、住宅ローンに関して「つなぎ融資」という言葉を耳にしたことがある方も多いかもしれません。注文住宅を購入する際には住宅ローンを組む方がほとんどですが、住宅ローンが実行される前に土地代を支払わなければならないこともあります。

 

そういった場合に利用されるのがつなぎ融資ですが、その利用方法や注意点などについて詳しくご紹介していきます。

 

つなぎ融資とは

マイホームを購入する際には住宅ローンを組む方がほとんどだと思いますが、住宅ローンは家が完成して引き渡されて初めて実行されます。住宅ローンが実行されるまでの間に資金が必要になる場合に、一時的に融資することをつなぎ融資といいます。つなぎ融資による資金で利用できる用途には、土地の取得や建物の建築資金など制限があることを頭に入れておきましょう。

 

つなぎ融資が必要なケース

つなぎ融資は、住宅ローンが実行されるまでの間に「つなぎ」として融資されるものであることが分かりました。マイホームを購入する場合に、必ずしもつなぎ融資が必要だというわけではありません。住宅ローンが実行されるまでの間に融資が必要になるケースとはどのようなことが想定されるのでしょうか。

 

土地購入費用の支払い

マイホームを建てる際、土地を先に購入してその後に家を建てるケースは多々あります。例えば土地代が1000万円、建物代が2000万円だとすると、先に土地代として1000万円を支払わなければなりません。住宅ローンは家が引き渡されてから実行されるので、土地代を自己資金で支払うことができない場合には、土地代としての1000万円を支払うためにつなぎ融資を利用することになります。

 

引き渡し前の支払い

マイホームの建築費用は高額であるため、引き渡し時に一括で支払うのではなく、契約時や着工時、上棟時など、何回かに分けて支払いが行われることもあります。引き渡し前に支払いが必要で、自己資金で支払える額ではない場合にもつなぎ融資が利用できます。

 

住宅ローン実行が間に合わない場合

引き渡されてから住宅ローンが実行されるとご紹介しましたが、手続きのタイミングによっては引き渡し時にローンの実行が間に合わないことも。そういった場合もつなぎ融資を利用すると、実行までの間に滞りなく支払いを行うことができます。

 

つなぎ融資の利用方法

つなぎ融資がどのような場合に必要であるかが分かりましたが、実際に利用する場合はどのような方法を取るのでしょうか。つなぎ融資で受け取った額は、住宅ローンが実行されたあとに清算しなければならないため、住宅ローンの申し込み時に同時につなぎ融資の申し込みも行う必要があります。

 

またつなぎ融資は必要なタイミングに合わせて利用できますが、「土地代や着工金、中間金の3回まで」や「金額の上限は住宅ローン借入額の3割まで」など、利用回数や額に制約があることも。

 

つなぎ融資だけを別の金融機関で借りるということはできず、金融機関によっては回数や額、金利などの条件が異なることを頭に入れた上で、住宅ローンとともにどこの金融機関で借りるかを検討するようにしましょう。

 

つなぎ融資の流れ

注文住宅を建てるための土地を購入し、工務店に家の建築を依頼します。着工金が必要であればつなぎ融資を利用して支払い、工事が始まります。工事が始まってから、場合によっては中間金を支払い、竣工、引き渡し。登記登録を行い、住宅ローンの本審査、審査を通れば融資開始。建築残金を支払い、つなぎ融資の完済というのが一般的な流れです。

 

住宅ローンとつなぎ融資は同じ金融機関から借り入れることになるので、金融機関による審査を受けます。条件を満たしていれば審査を通るので、つなぎ融資を受け取ったら土地代や中間金などに充てることができます。つなぎ融資は借り入れる際は金利だけを支払って、建物を引き渡した後に実行される住宅ローンでは、支払いとともにつなぎ融資の精算が行われます。このタイミングでつなぎ融資は完済という形になります。

 

つなぎ融資における注意点

つなぎ融資は、住宅ローンが実行されるまでの間に資金が必要な場合に利用できるありがたい仕組みですが、利用するにあたって注意点もあります。

 

対応していない金融機関がある

ほとんどの金融機関で住宅ローンを取り扱っていますが、つなぎ融資は取り扱っている金融機関が少ないということに注意が必要です。つなぎ融資が必要であることが事前に分かっている場合、つなぎ融資の有無を調べてから住宅ローンを組む金融機関を選ぶようにしましょう。

 

つなぎ融資を取り扱っていたとしても、金融機関によって利用できる回数や額、金利などの条件が異なるため金融機関選びは重要です。

 

金利が高い

つなぎ融資は金利が高く、諸費用も追加でかかってしまうことも頭に入れておきましょう。家を購入するだけでも大きな額が動きますが、つなぎ融資を利用することで更なる出費になってしまうため、金利によって全体の負担額が変わってきます。まずは全体の資金計画を把握し、金利や諸費用を抑えられる金融機関を選ぶと良いでしょう。

 

つなぎ融資以外の選択肢も

つなぎ融資は住宅ローン実行前に資金が必要な場合に利用できる仕組みですが、本当に必要かどうかを見極めるようにしましょう。金利や諸費用が必要であることから、資金計画を行った上で無理のない方法を選ぶことが大切です。

 

貯金があったり、抵当となるような資産を持っていたりする場合には、つなぎ融資を利用する必要がないこともあります。自己資金がなくても、身内で資金を工面できそうな人がいたら一時的に借り、住宅ローンが実行されてから返済するという方法も。また金融機関によってはつなぎ融資という形ではなく、住宅ローンの分割実行という方法を取ってくれる場合もあるためさまざまな選択肢を模索してみてください。

 

まとめ 

つなぎ融資という言葉は聞いたことがあっても、具体的にどのような融資のことをいうのかは分からないという方も多いかもしれません。そこでつなぎ融資について流れや利用方法、必要なケース、注意点などを細かくご紹介してきました。つなぎ融資を受けたい場合は住宅ローンの申し込み時までに決めなければならないため、情報収集をしつつ早めに決断するようにしましょう。

 

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著者情報

五十嵐 照勝

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