鉄骨工事 ボルト締め付け

鉄骨工事も最終工程に入ってきました。今回はボルトの締め付け工事です。鉄骨造は鉄筋コンクリート造の様な剛接合とは違い、柱と梁等をボルトで締め付けるピン接合に付随します。その為このボルトの締め付け工事もとても重要な工程です。まず使用するボルトも指定されています。現在鉄骨造に使用されているほとんどが、ハイテンションボルトと呼ばれる高力ボルトです。もう少し細かく説明すると、トルシア形高力ボルトという物を使います。このトルシア形高力ボルトの特徴は、目視で必要な締め付け量が確認できる事です。規定値のトルクに達すると、ボルトの先(ピンテール)が切れる仕組みとなっています。この為ボルトの緩みや、必要以上の締め付け防止が一目で分かるのです。

また、締め付けに於いても数回の工程をふみます。最初に、使用するボルトの大きさに規定されているトルク値で締めます。一時締めと呼ばれる工程です。次にマジックでボルトとナットにマーキングをします。最後に規定されたトルク値で本締めを行います。

2回に分けて締め付けるのはボルトナットの共回りを防ぐ為です。また、ボルトナットにマークを付けるのは、一時締めからの回転角度を確認する為です。この回転角度も厳しい規定があります。

今回はかなり専門的なお話になってしまってすみません。書き出すと止まらなくなるので今回はこの辺りで止めておきます。

金子より