家づくりコラム

住宅ローンは何歳まで組める?年代別の注意点も

2021年05月13日

マイホームの購入を決断する年齢は人それぞれ。いつ建てても間違いではありませんが、住宅ローンを組む場合は年齢も考慮しておく必要があります。

 

いざマイホームを建てようと思ったときに「住宅ローンを組めない」「完済時の年齢を考えると不安で建てる勇気が出ない」といったことのないように、できるだけ早いうちから想定しておくようにしましょう。

 

住宅ローンとは

マイホームを購入する際、住宅ローンを組むという方がほとんどだと思います。住宅ローンとは、居住することを目的として建物を建てる際に利用できるローンのこと。店舗や事務所、投資用の不動産を購入する場合には住宅ローンを利用することはできません。

 

住宅ローンは銀行や信用金庫などの民間金融機関が提供する民間ローン、自治体や独立行政法人などが提供する公的ローンに分けられます。また金利のタイプによっても固定金利型、変動金利型、固定金利期間選択型などに分けられます。

 

住宅ローンは何歳まで組める?

住宅ローンは実際に何歳まで組むことができるのでしょうか。住宅ローンを借りる際には、借入時の年齢と完済時の年齢、それぞれ制限があり、返済年数にも制限があるためそれぞれ把握しておきましょう。

 

借入時の年齢制限

住宅ローンの借入時の年齢制限は、下限が20歳以上と設定されているのが一般的です。上限は金融機関や商品によって異なりますが、65〜70歳未満に設定されていることが多いようです。

 

完済時の年齢や返済年数を考えると、45歳くらいまでにローンを申し込むのが望ましいと言われることもありますが、実際には年齢が上がっても借り入れることは可能です。

 

制限的に可能かどうかはもちろん、自身の状況も合わせて考慮するようにしましょう。

 

完済時の年齢制限

借入時の年齢だけではなく、「何歳までにローンを返し終わらなければならない」という完済時の年齢にも制限があります。

 

一般的に80歳未満であることが多いですが、早ければ76歳、遅ければ85歳未満という設定の金融機関も。

 

ローンを借り入れる段階での年齢によっては、完済時の年齢制限から借り入れられる金融機関が限られてしまうこともあります。

 

返済年数の制限

返済年数は35年で設定されることが多いですが、2009年以降最長で50年の返済年数に設定することもできるようになりました。

 

住宅の耐用年数を考慮して35年以上の住宅ローンは敬遠されることが多かったのですが、住宅の性能が上がったことから40年以上のローンが可能に。

 

借入時の年齢や完済時の年齢によっては返済年数がさらに制限されることもありますが、収入や将来必要な資金などを総合的に判断した上で返済年数を決定するようにしましょう。

 

年齢が上がりすぎると…?

借入時の年齢、完済時の年齢、返済年数に問題がなかったとしても、年齢が上がってから住宅ローンを組む際には団体信用生命保険について把握しておきたいことがあります。

 

住宅ローンを組む際には、ローンの債務者が死亡したときにローンの残高が0円になるというもので、保険料は金利に含まれます。

 

ローンを組む際には団体信用生命保険に入ることが原則定められていますが、高齢になってからの借り入れでは団体信用生命保険に入れないことも。

 

またフラット35では団体信用生命保険に入らなくても良い仕組みになっていますが、団体信用生命保険なしでローンを借りるということは万が一死亡したときに残ったローンを全額家族に残してしまうことになります。

 

高齢になってから住宅ローンを組もうと思っている場合は、団体信用生命保険に入れないという問題も考えておくべきだといえます。

 

年代別の注意点

住宅ローンを組む年齢は人それぞれ。年代によって住宅ローンにおける注意点が異なるためそれぞれ把握しておきましょう。

 

30代

30代でローンを組む場合、年齢制限に引っかかることもなく住宅ローンの借り入れ期間を長く設定することができます。借入期間を長く設定できるということは毎月の返済額を抑えることができるため、資金計画を立てやすいといえます。

 

働き盛りの時期ではありますが、まだまだ自己資金が少なく頭金を用意するのが難しいこともあるかもしれません。頭金を入れずにローンを組むことも可能ですが、その分毎月の返済額が大きくなってしまうため注意が必要です。

 

またこれからお子様の教育資金が必要になる世代もあるため、必要な時に必要な資金がないといったことのないように入念にシミュレーションしていきましょう。

 

40代

40代は30代に次いで借入期間を長く設定できる年代。その上30代よりは自己資金に余裕があることも多いはずなので、頭金を多く入れてローンの総額を減らすといったこともできます。

 

ちょうどお子様の教育費がかさむ時期かもしれませんが、乗り越えてお子様が独立されれば費用面で楽になることでしょう。教育資金が落ち着いたら、次は老後の資金の積み立てのことも考えながら資金計画を立てるようにしましょう。

 

50代

50代になるとローンの借入期間が短くなってしまうこともあるため、その分借りることができる金額が少なくなることも。

 

借入期間が短いにもかかわらず、借入額を大きく設定してしまうと毎月の返済に追われて生活が苦しくなることも考えられます。せっかくマイホームを建てたにもかかわらず、楽しく生活できなくなっては元も子もありませんよね。

 

今後、退職金で繰上げ返済しようと考えている方も多いかもしれませんが、老後の資金が不足しないような計画が大切です。これから健康状態に問題が出てくる可能性も考えておくようにしましょう。

 

60代

60代になると、50代よりも更に借入期間が短くなってしまいます。借りられる額も少なくなるため、家づくりにおいて制限が出てしまうことも。

 

借入期間が進むと年金から住宅ローンを返すことになる場合もあるため、もらえる年金を把握した上で余裕を持って返済できるような額に設定しておくようにしましょう。

 

60代でローンを組む場合には、親と子の2世代でローンを返済するリレーローンも検討しておくと安心かもしれません。

 

無理のない返済計画を立てよう

マイホームを建てる際には住宅ローンを組む方がほとんどかと思います。家を建てるタイミングは仕事やライフスタイルなどさまざまな要素が絡んでくるため、年齢で区切ることは難しいですよね。

 

しかしローンの借入年齢、完済年齢、返済年数などを考えると、できるだけ早めにローンを組んだ方が良いことが多いものです。年代ごとの注意点を参考にしながら、ライフプランに合わせてローンのことも考えていきたいですよね。

 

年齢が上がってからローンを組む場合は、老後の資金が不足することのないように計画しましょう。

 

まとめ

マイホームを検討している場合、住宅ローンが何歳まで組めるのかが気になっている方も多いかもしれません。思っているよりも「年齢が上がってもローンを組めるんだなぁ」と思われたかもしれませんが、実際の返済を想定すると、できるだけ早めにローンを組むのがおすすめです。

 

アイホームズではマイホームの設計はもちろん、住宅ローン資金計画についてのご相談も承っています。東京の城東地域で家づくりをご検討の際はぜひお気軽にご相談ください。

 

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著者情報

五十嵐 照勝

五十嵐 照勝代表取締役社長

昭和43年創業時から、アイホームズは『孫の代まで安心して暮らせる家づくり』を信念としています。
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