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資金計画の心得②

2013年11月12日

家賃と住宅ローンは同じにみてはいけない。

よく、「今の家賃と同額程度の支払いができる住宅ローンを組むのがいい」というのがありますね。

本当にそうでしょうか?

実は単純にそうとは言い切れません。一例をあげてみましょう。

住宅ローンの支払額の中には、通常、借入金額と同額か同額以上の生命保険料も

含まれているってご存知ですか?

もし、ご主人に万が一のことがあっても、住宅ローンの残債(借金の残金)は

団体信用生命保険「団信」で、まかなえるものです。

すなわち、ご主人が亡くなったらそれ以降のローンは払わなくてもよく、しかも家は手元に残ります。

もちろん自分の家ですから家賃は一切かかりません。

 

これにより、家計の中で大きな支出である住居費の心配がなくなります。

ですから、残された家族の生活費や子供の教育資金は、「遺族年金」と

「扶養家族一人当たり1000万円の生命保険」に加入していることで、おおむねリスクヘッジされます。

当然、何千万円も補償するような高額な生命保険は、見直す必要が出てきます。

 

それでは、住宅ローンを組もうとするのなら、ご主人はどんな保険に入っていればいいのでしょうか?

結論としては、加入される保険会社によって違いますが、

「収入保障保険」と「終身医療保険」にうまく加入しておくことです。

 

このように、住宅ローンを組むときには、必ず同時に生命保険や個人年金、

ガン保険等の入院保険などと一緒に総合的に見直す必要があります。

そうすることで、個人のキャッシュフローを改善し、無駄のない自分の人生設計が

立てられるようになるのです。

 

生命保険や個人年金などの支払いも併せた家賃と、出費の総額と住宅ローンの

支払額を比べないと、正しく比較できないのです。

いかがですか。家賃と住宅ローンの支払金額を同じにしたとしても、

その意味合いがまったく違うことがお分かりいただけますでしょうか?

 

ここが家づくりにおける資金計画の大きなポイントになるところです。

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