一人の人間としての自我に目覚め、自分のテリトリーとしての部屋を意識する。親とすると少し寂しい気もするが、巣立ちへの準備です。
「でも子供部屋を与えると、引きこもってしまったり
良いことなんて何も無いわ!」
と心配する親もいる。
最近のさまざまな事件を見ているとそんな気持ちもわからなくも無い。
しかし、逆にそこから学ぶことも数多くある。
自分の部屋(テリトリー)の片付けや掃除を自分で管理させることで自立心が養われる。子供が自分の部屋を欲しいと思うのは、成長の過程では当然のことなのだ。
どうしても心配だという方は兄弟・姉妹と一緒の部屋にされてみてはいかがだろうか?
個室でなくても兄弟・姉妹で役割分担をして、自分達の部屋を管理することは出来る。その中でリーダーシップや協調性を学ぶことも多い。
個室じゃないとダメ?
現在まさに家づくりに向かっている方は、お子様が2人居れば子供室を2部屋、3人居れば3部屋ご用意したいはずだ。お子様の人数分の子供室を用意してあげたいというのが普通だ。一方で3人のお子様に10帖の一部屋を与え、共同で使わせるという方もいる。
どちらが正解でどちらが間違いというものではない。
これを言ってはおしまいだが、そんなことだけで子供がまっすぐ育ったり、道を踏み外したりするほど子育ては単純ではない。
子供部屋を与える時のコツ
子供部屋を与えるといってもまさか財産分与をして、部屋を所有させるわけではない。これは、言葉で書くと当たり前のようだが、親も子供も子供部屋を子供のものとして認識している方が非常に多い。
「親の家の一部を一時的に子供に使わせてあげているだけ」
ということは徹底して認識する(させる)必要がある。
借りている(貸している)部屋なのだから、もちろん好き勝手は許されない(許さない)。自由の前提には規律・責任が伴うことを必ず教えなければならない。きちんとルールを守れるなら使わせてあげると約束することが大事だ。
どんなルールが良いのだろうか?いくつか例を挙げてみよう。
- きちんと自分で整理整頓する。
- 鍵はかけない。
- マンガとゲームは持ち込まない
- 部屋の使用料として本当に簡単なことでいいので手伝いをする。
(父親の靴磨き、風呂の掃除、ポストから新聞を取ってくるなど)
などです。
カギは必要?
子供も思春期になればいろいろとあります。
親になると自分が子供の時のことは忘れてしまうものですが、子供は子供なりに
学校で嫌なことがあったり、友人関係や恋愛のことで悩んだり一人きりになりたいときもあるもの。
また、多少エッチな本や好きな人との写真、毎日の日記など親にでも、いや、親にだからこそ
見られたくないものもたくさんあるはずだ。子供にももちろんプライバシーはある。
でも子供部屋にはカギはいらないと思う。
その代りに、親が子供部屋に入るときには必ずノックする。
というルールが必要だ。親にもルールを課す。
この信頼関係がきちんと維持できれば、カギはいらないはずだ。
(第2回へ続く)