第1回 「子供部屋は必要か?」

一人の人間としての自我に目覚め、自分のテリトリーとしての部屋を意識します。

親とすると少し寂しい気もするが、巣立ちへの準備です。

「でも子供部屋を与えると、引きこもってしまったり、良いことなんて何も無いわ!」

と心配する親御さんもいらっしゃいます。

最近のさまざまな事件を見ていると、そんな気持ちもわからなくも無いです。

 

しかし、逆にそこから学ぶことも数多くあります。

自分の部屋(テリトリー)の片付けや掃除を、自分で管理させることで自立心が養われます。

子供が自分の部屋を欲しいと思うのは、成長の過程では当然のことです。

どうしても心配だという方は兄弟・姉妹と一緒の部屋にされてみてはいかがでしようか?

個室でなくても兄弟・姉妹で役割分担をして、自分達の部屋を管理することは出来ます。

その中でリーダーシップや協調性を学ぶことも多いです。

 

 

個室じゃないとダメ?

現在まさに家づくりに向かっている方は、お子様が2人居れば子供室を2部屋、

3人居れば3部屋用意したいはずです。

お子様の人数分の子供室を用意してあげたいというのが普通です。

一方で、3人のお子様に10帖の一部屋を与え、共同で使わせるという方もいます。

どちらが正解でどちらが間違いというものではありません。

これを言ってはおしまいですが、そんなことだけで子供がまっすぐ育ったり、

道を踏み外したりするほど子育ては単純ではありません。

 

 

子供部屋を与える時のコツ

子供部屋を与えるといってもまさか財産分与をして、部屋を所有させるわけではありません。

これは、言葉で書くと当たり前のようですが、親も子供も、子供部屋を子供のものとして

認識している方が非常に多いです。

「親の家の一部を一時的に子供に使わせてあげているだけ」

ということを徹底して認識する(させる)必要があります。

借りている(貸している)部屋なのだから、もちろん好き勝手は許されない(許さない)。

自由の前提には規律・責任が伴うことを必ず教えなければなりません。

きちんとルールを守れるなら使わせてあげると約束することが大事です。

 

どんなルールが良いのでしょうか?いくつか例を挙げてみます。

  • きちんと自分で整理整頓する。
  • 鍵はかけない。
  • マンガとゲームは持ち込まない。
  • 部屋の使用料として本当に簡単なことでいいので手伝いをする。
    (父親の靴磨き、風呂の掃除、ポストから新聞を取ってくるなど)

などです。

 

カギは必要?

子供も思春期になればいろいろとあります。

親になると自分が子供の時のことは忘れてしまうものですが、子供は子供なりに学校で

嫌なことがあったり、友人関係や恋愛のことで悩んだり一人きりになりたいときもあるもの。

また、多少エッチな本や好きな人との写真、毎日の日記など、親でも、いや、親だからこそ

見られたくないものもたくさんあるはずです(笑)。

子供にももちろんプライバシーはあります。

でも子供部屋にはカギはいらないと思います。

その代りに、親が子供部屋に入るときには必ずノックをする。

というルールが必要です。親にもルールを課すということです。

この信頼関係がきちんと維持できれば、カギはいらないはずです。