ホールダウン金物

木造建築物には多種類の金物が使われます。その中で今回はホールダウン金物について書きます。ホールダウン金物とは、柱の引き抜きの力に作用する金物です。ホールダウンは、構造計算により、決められた場所に(柱脚、柱頭)、適応する値の金物(全部で5種類程)を施工します。当然柱に取り付ける金物なのですが、文章だけではお伝えにくいので、写真を見てください。

この場合は1階の柱脚に取り付けているパターンです。基礎コンクリートからのアンカーボルトと柱脚をホールダウンで固定しています。このため、柱に引き抜く力が作用しても大丈夫なのです。

次に1階から3階の柱頭に取り付けるパターンです。この場合も専用のボルトを使い梁と柱頭を固定します。この写真で金物が少し左に寄っていると思いませんか?ここがこの金物を納める一番のポイントです。右のスペースに筋かいが入るのです。(筋かいについては次回書きます。)ホールダウンと干渉して筋かいが納まらない事が無いように入念に取付位置を決めていきます。

もちろん1階でも干渉する箇所は、基礎の段階から計画してコンクリートを打設します。また2階建てと、3階建てではホールダウンの数の割合が全然異なります。断然3階建ての方が多くなります。適切な物を、適切な箇所に取り付ける。当たり前の事ですが、我々現場管理者と、大工さんとの意志の疎通が無ければ難しい事です。大工さん、いつも綺麗に納めてくれて感謝してますよ!

金子より