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耐震リフォームをしたいけど予算が足りない・・

2021年09月29日

皆さま、こんにちは。

中原です。

 

家の快適性や安全性を維持する上で、

定期的なリフォームは欠かすことができません。

 

しかし、

「理想を100%現実するには予算が足りない・・・」

「あれもこれもと考えていたらあっという間に予算オーバーしてしまった・・・」

「何を我慢すれば手持ちの資金で間に合うのか・・・」

などと、資金面でのお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

 

 

そんなときに思い出していただきたいのが「補助金」の存在です。

国や自治体は、一定の条件を満たしたリフォーム工事に対して

補助金あるいは助成金を支給しています。

リフォームの際には利用できる制度がないか一度確認してみてください。

 

墨田区在住のN様は、ご自宅が築40年を迎えた3年前に

総額800万円をかけて大規模なリフォームを行いました。

 

N様は、地震が起きる度に聞こえる家のきしむ音が気になっていたこともあり、

私どものチラシを見て耐震診断についてのお問い合わせをいただきました。

 

早速、耐震診断士を派遣し、床下、天井裏など、

N様本人ですら一度も立ち入ったことのない場所まで

くまなく点検した診断士は、N様宅に「0.7」という結果を下しました。

 

 

「耐震診断」とは、大地震が起きた際の倒壊リスクを次の4段階で評価します。

▶1.5以上

 ・・・倒壊する危険性はない。

▶1.0以上~1.5未満

 ・・・一応倒壊しない。

▶0.7以上~1.0未満

 ・・・倒壊する恐れがある。

▶0.7未満

 ・・・倒壊する可能性が高い。

 

つまり、N様宅は大地震が起きれば倒壊してしまう可能性が高いと

判断されてしまったわけです。

築40年を超える木造住宅ということで、それなりにリスクはあるだろうなと

覚悟はしていたそうですが、結果が予想以上に悪かったことを受け、

耐震補強を軸にしたリフォームを行うことになりました。

 

N様はリフォーム費用として、750万円を準備しました。

ところが、N様の要望を取り入れながら補強計画を作成したところ、

総費用は約810万円。

差し引き60万円の予算不足になってしまったのです。

 

どうしたものかと頭を悩ませていたN様に提案を致しました。

「先月行った別のリフォーム工事は、区の助成金制度を利用してうまく予算内に収めることができました。

今回のN様の工事も補助金制度の要件を満たしているはずですので、区に申請してみませんか?」

申請手続きを行った結果、N様には80万円の補助金が支給されることになりました。

当初の計算よりも総予算が20万円増えたため、N様と相談した結果、

バルコニーに屋根を付けることとなりました。

 

約2ヶ月の工事を経て、改めて耐震診断を実施した結果、

N様宅は「1.3」の評価を得ることができました。

これで「ようやく一安心」とN様は胸をなでおろしていらっしゃいました。

 

リフォームに関する補助金・助成金制度は年間を通じた予算枠が決まっています。

そのため、申請のタイミングが遅いと予算がなくなってしまい、

工事を次年度以降まで持ち越さなければなくなってしまいます。

 

利用される場合は、できるだけ年度の早いタイミングで申請するようにしてください。

補助金・助成金制度を活用した耐震リフォームをお考えの方はお気軽にご相談くださいね。

 

アイホームズの耐震リフォーム「まるで新築さん」の詳細は、下記バナーからご覧いただけます。

http://www.igarasi.com/products/reform-anzen

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