防災グッズの置き場所

■シュークローゼットの使い方

皆さんこんにちは、中原です。

 

最近の戸建て住宅の間取りで、流行っていることの1つに、

玄関につくられるシュークローゼットがあります。

これも地震対策になります。

 

これまでには、玄関にある収納といえば下駄箱が一般的でした。

靴を脱ぐ文化の日本人は、玄関に上がり框(かまち)があり、

外で履いてきた下足を入れる収納を必要としていました。

 

 

 

 

 

モノが豊かな時代になると、

家族の使っている靴も増えて、下足入れも大きくなります。

でも、それがさらに進んで、

シュークローゼットまで進化したというわけでもありません。

 

シュークローゼットに収納するものは、靴だけではなく、

ベビーカーやゴルフバッグ等が想定されています。

上がり框から上に上げられないものも家庭にはたくさんあります。

シュークローゼットが求められる大きな理由の1つは、

コート等の上着類を収納することです。

 

 

 

 

 

 

 

特に家族に花粉症の人がいれば、

花粉が付着した上着類を家の奥にまで持ち込むことは、

不快でしかありません。

 

出かけるときの動線を考えても同様です。

実はクローゼットの位置は、

寝室にあるよりも玄関付近にあった方が適しているのです。

これによって寝室に置かれるタンスを減らすことができます。

やはり収納の問題は、大事な地震対策につながります。

 

さらに、

シュークローゼットは避難用具の置き場所としても最も適しています。

避難するときの経路のメインであり、

外から避難用具を取りに帰っても、近い場所になるからです。

 

ただ、同じシュークローゼットの中でも、

できる限り入り口付近に置くのが鉄則です。

収納庫の中は、地震時には荒れてしまうことが考えられるからです。

 

普段からの出入りの際にシュークローゼットを見かけることで、

防災意識を高めることも大事な役割になるかもしれません。

家の中と外の境目となる玄関は、とても大事な場所なんです。

 

 

■各部屋の出入り口にも避難準備を

実は、まったく同じことが部屋に対しても考えられます。

部屋の中と外の境界が、内部の扉です。

いわば各部屋の玄関と考えることができます。

この扉を境にして、いわば下足を用意しておくことが大事なのです。

 

つまり、

各部屋には非常時用に、せめてスリッパ等の用意をしておくことです。

 

地震が起きて、被災しているときには部屋の中にも、

さまざまな散乱物が床に広がっていると思われます。

なかにはガラスの破片等、ケガの原因となるものも多いはずです。

 

避難するにしても、靴下や素足で歩きまわっては危険です。

どこの部屋にいても、避難を開始するためには、

まず最初に足の保護が必要となってきます。

特に、過ごす時間が長い寝室には、スリッパや靴を常備しておくことです。

 

寝室周りをどんなに被災しないように、

収納家具等を整理して就寝中の被災に備えても、

通路やリビング・ダイニング等に入る用もあるはずです。

シュークローゼットまで行かなければ本格的な避難もできません。

 

身の安全が確保されたそのすぐ後に、速やかな行動をとるためには、

各部屋にスリッパを常備することが大事なのです。