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日本はやっぱり地震の国

2019年10月04日

皆さんこんにちは、中原です。

 

■火山列島、日本

世界の地図を見ると、日本は小さな国です。

もちろん世界にはもっと小さな国もたくさんあって、

世界では61番目の国土をを持つ国だということです。

 

日本の国土を、世界の陸地面積と比較してみれば、

たった400分の1しかありません。

しかし、じつは世界の活火山のうちうちの

15分の1が日本にあります。

 

御嶽山(おんたけさん)の噴火で大きな被害を

受けた記憶も近年の話しですね。

地震計や24時間監視するためのカメラや、

噴火の際の空気の振動を測る装置を設置し、

常時観察している活火山の数は50あります。

気象庁は2016年に3つ増やしたことを発表しました。

 

しかも、これらの火山が、日本列島の一部に集中して

あるわけでもありません。

鹿児島県の桜島は、毎年のように噴火のニュースが流れています。

 

宮城県との県境にある霧島連山、

熊本県の阿蘇山、

長崎県の雲仙普賢岳(うんぜんふげんだけ)も、

すべて噴火のニュースで聞き覚えのある山です。

 

長野県と岐阜県の県境にある御嶽山の噴火では、

死者58人、行方不明者5人という

戦後最大の人的被害を受けました。

同じ長野県と富士山の県境の弥陀ヶ原(みだがはら)は

加えられた3火山の1つです。

 

近年では、箱根の噴火警戒もありました。

もしタイミングが悪ければ、正月の伝統行事である

箱根駅伝も中止になっていたかもしれません。

 

東京都には大島・三宅島が火山島であり、

全島避難の経験があります。

北関東には浅間山があり、東北にも

青森県の八甲田山(はっこうださん)や

青森県と秋田県境にある十和田(とわだ)が

観察火山です。

 

北海道の活火山・有珠岳(うすだけ)では、

その名前の通り昭和新山ができました。

地震とともに突然麦畑が隆起し始め、

400メートルほどの山となりました。

 

同じように、小笠原諸島の西之島では、

新しい島ができているのを、私たちはリアルタイムで見ています。

ようやく噴火は収まりましたが、まさに大地は生きています。

 

休火山である富士山も、大きな地震がある度に、

週刊誌上では噴火がささやかれます。

さすがに近畿や四国には火山は少なくても、

世界の目から見れば、私たち日本人は、

火山の上に暮らしているように見えてもおかしくはないよね。

 

400分の1の国土に、15分の1の活火山がるのですから、

20倍以上も危険な地域に住んでいるということです。

 

 

■400分の1に、5分の1の地震発生

国土の中に、このようにたくさんの火山があれば、

地殻(ちかく)の中の動きは活発になり、

地震の可能性が高くなるのも当然のことです。

 

じつは、世界の活火山の15分の1よりも、

さらに驚く事実があります。

 

 

 

 

 

 

 

マグネチュード6以上の地震の、5分の1が日本で起きているのです。

前のブログで世界で起きている地震のデータがありましたが、

その20%が日本で起きている地震なのです。

かといって、地震は火山が原因で発生するものだけではありません。

 

地震の原因として大きいのは、東日本大震災のように、

太平洋プレートが、ユーラシア大陸のプレートに潜り込む

というプレート型、海溝型の地震です。

 

むしろこうした地震に連動して、

火山が活性化するということが考えられます。

ですから火山の割合よりも高い、

世界の地震の5分の1が日本で起きているのです。

 

最も、プレート型の地震など、

海の中に震源地がある地震も多くあります。

排他的経済水域(EZZ)を考えれば

日本は世界6位の面積を持つ国となります。

 

一方、海溝プレート型の地震があれば、

陸地部分の地表が伸ばされ、

活断層型・内陸型の地震が起こるようになります。

その例が、阪神淡路大震災や熊本地震です。

 

日本列島の火山の配置とはまた違い、

活断層はどの地域にもあります。

大陸プレートや火山、そして活断層が密集している日本では、

地震はいわば日常茶飯事です。

私たち日本人はすでに慣れっこになってしまって、

多少の地震では動じないところもあります。

 

しかし、必ずまた想定を超える地震に見舞われることも、

間違いのないことです。

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