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大地震はまた来る

2019年09月17日

皆さんこんにちは、中原です。

私たちが地震について、確実にわかっていること。

それは必ずまた、地震が起きるということです。

 

それがいつ、どこで起き、どのように震動し、

どれだけの被害を与えるのかはわかりません。

 

ただ、大きな被害を及ぼすような地震が、

この日本のどこかで起きることは間違いありません。

 

現実に、忘れることのできない東日本大震災から

たった8年半の間にも、気象庁がこれまでに

観測してこなかった地震を体験しています。

 

2015年5月には観測史上初めて、

日本列島のすべての都道府県で震度1を

記録する深発地震がありました。

直接の被害はありませんでしたが、

首都・東京がいちばん揺れました。

 

2016年は、熊本地震でマグネチュード7の地震が続き、

本震と余震の解釈も揺れました。

危ぶまれていた活断層が起こした地震です。

 

同じ年に、地震が少ないとされている

中国地方の鳥取県で大きな地震が起きました。

熊本地震とは違い、これまでに活断層が

確認できなかった地域での大きな地震です。

 

さら、2018年9月には北海道でマグネチュード6、7、

震度階級はもっとも高い震度7を北海道では初めて

観測されました。

 

地震の専門家でも説明しきれない地震活動です。

一般市民にはわからないことがたくさんあるのも

当たり前のことでしょう。

 

その地震への対策として、最も長い時間を過ごす

家のことを考えておくのは必要なことだと思います。

その住宅の強さについても、分かってきたこともあれば、

まだまだ分からないこともたくさんあります。

 

そればかりか、問題なのは倒壊などの直接的な

被害だけではなく、復興後の通電火災や

避難生活など複合的な被害もあります。

 

このことは、技術的な解決策だけではなく、

住まい方など文化的な解決策があるということを意味しています。

 

その最も良い例が、1896年に発生した明治三陸地震で

被害を受けた地域に建てられた石碑(せきひ)です。

 

「これより下に、家を建てるな」と残された訓言は、

大きな堤防を築いた技術よりも、結果的には

被害を少なくしました。

 

このブログが、これから先にも必ず起きる地震に対して、

技術的な対処はもちろん必要ですが、

この石碑のような言葉を記した、

いわば教科書のようなものになれれば幸いです。

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