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「固定資産税、高く払いすぎていませんか?」

2013年12月10日

来年から消費税が大幅に上がりますね。庶民にとっては痛い話です。

実は、相続税も増税され、「普通の方」も相続税を心配しなくてはいけなくなるという

お話は前回に書かせていただきました。

上がる一方の税金たちですが、「固定資産税」も上がる可能性が大きいと一部で言われています。

 

皆さまがお住まいの家の土地は、通常「住宅用地特例」というもので、

200㎡までは更地評価の1/6で計算されています。

これが1/4にされるという案が実は2年前の税制改正案に入っていたのです。

実際は改正されなかったのですが、またこの案が持ち出される可能性はあります。

 

1/6が1/4になるというとイメージが湧きづらいと思います。

たとえば、固定資産税評価額が3000万円の土地だったとすると、

固定資産税と都市計画税は合わせて1.5倍、10万円が15万円くらいになるわけです。

消費税の負担が大きくなり、さらに固定資産税も高くなる。厳しいですね。

 

さて、ここで固定資産税で気をつけたいポイントを2つお教えします。

 

● 昔、店舗や事務所だったところを自宅にしている。

  → 住宅用地の適用はされていますか?

  住宅の一部が事務所や店舗だったものが、今は住宅だけとして使っている場合も同様です。

 

これらは、自分で申請しないと変更はされません。

役所の方で勝手に変更して税金を下げてくれるわけではありませんので、

ご自分のお住まいがこのパターンにあてはまる! という方はチェックしてみるといいと思います。

 

● 建物を取り壊した

  → 取り壊しされた建物に課税されていたこともあります。

  → 建物を取り壊して更地にすると、上記の「住宅用地の適用」がなくなりますので、

  1/6の評価だったものが元に戻ります。

  ぐっと土地の固定資産税が高くなりますので注意が必要です。

 

これを機会にご自宅やご実家の「固定資産税」のチェックをしてみてはいかがでしょうか?

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